【大人の工場見学】 周南酸素(株)様&2025年新年会

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CDLE福岡メンバーの田中さんのご厚意で、
CDLE福岡有志が2月上旬山口県周南市に遠征、
周南酸素(株)の工場の見学とその後新年会をしてきました。
工場に到着してまずは会社説明を受けたのですが、色々知らない世界が...。

周南酸素(株)は、周南コンビナートの中核を担うガス供給会社です。
大陽日酸グループの一員として、1969年の設立以来、
空気分離装置で製造した酸素、窒素、アルゴンをパイプラインとローリーでコンビナート内外の工場や病院に供給しており、
これらのガスは、製造業や医療現場のライフラインとして活躍しています。

また、世界最大規模の酸素安定同位体製造装置を保有し、
PETがん診断薬やMRI診断薬の原料となるWater-18OとWater-17O!?も製造、先端医療にも貢献しています。

凄いですね!

【おしえてchatGPT!】Water-18OとWater-17Oとは

Water-18O(ウォーターエイティーンオー)やWater-17O(ウォーターセブンティーンオー)は、
水(H₂O)に含まれる酸素(O)の種類が普通のものと少し違う特別な水のことです。

通常の水の酸素は酸素16(¹⁶O)という種類がほとんどですが、
Water-18Oは酸素18(¹⁸O)、Water-17Oは酸素17(¹⁷O)を含んでいます。
これらは「安定同位体」と呼ばれ、放射線を出さずに自然界にもわずかに存在します。

Water-18OはPET(陽電子放射断層撮影)検査で使う放射性医薬品(がんの診断薬)の材料になり、
Water-17OはMRI(磁気共鳴画像)診断の薬剤の原料になります。これらを利用すると、病気の発見や診断がより正確にできるのです。

コンビナート内にパイプラインでガスを供給していることに驚いたり、またその総延長距離に驚いたり、
はたまた酸素同位体の製造に年単位でかかることに更に驚いたり。
ビックリすることの連続でした。

座学の次は、待っていました!現場見学の時間です。
最初は、液体酸素や液体窒素の現物見学です。

液体窒素を見た人はそこそこいるかもしれませんが、液体酸素はどうでしょうか!
かくいう私も液体窒素は何回か見た(というか仕事で取り扱っていた時代があるので)ことがありますが、液体酸素は初めてでした。

写真のように窒素は透明ですが、酸素は透き通ったブルーでキレイでした。
(写真では沸騰もしていてちょっと見づらいですが)


 さて次に続くは、高温超電導体でのマイスナー効果とピン止め効果の実演動画です。


初見の人が触っていますので、リアルな感想が聞けますね。
ちなみに「マイスナー効果とピン止め効果」に興味のある方はこちらをご覧ください。

超電導のピン止め効果(CDLE福岡から外のサイトへ移動します)

工場での最後は、施設の見学でした。

残念ながらこちらについては大人の事情もあり、お話しすることはできませんが、
計測と制御、分析、フィードバック等の話は、制御ソフトを経験した身には大変興味あるものでした。

また、その規模の大きさと繊細さ、そこにいる人たちの業務内容にも圧倒されました。

工場見学の後はお楽しみの新年会です。
知らない土地での、地元のおいしいお酒と料理を頂き、周南酸素さんのお仕事のetc.や現場でのAIの活用、
はたまた今後のCDLE福岡活動等々について盛り上がりました。


このように、工場見学で盛り上がった気分のまま突入して、楽しい新年会となりました。
私は3次会まで行き、最後の新幹線で福岡に帰ってきました。
いや~、本当に「ワクワクもんだぁ!」の一日でした。

CDLE福岡では定期的に勉強会等を行っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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