姫島の海風を感じながら、生成AIと思考拡張のひととき
〜 CDLE福岡 勉強会 in 姫島 開催レポート 〜
大分県国東半島の突端にある姫島。
美しい海と穏やかな時間が流れる離島を舞台に、CDLE福岡の勉強会を開催しました。
今回のテーマは
「姫島の海風を感じながら、生成AIと思考拡張のひとときを」
現地とオンラインをゆるやかにつなぎながら、少し特別な学びと対話の時間となりました。
■ 姫島という“場”での新しい試み
今回は、CDLE福岡運営メンバーが暮らす姫島村を配信拠点に、現地とオンラインでのハイブリッド形式で開催しました。
離島ならではの空気感を少しでも共有できればと、オンラインの画面には姫島の港の風景を流しつつ、生成AIを活用した壁打ち・思考拡張の時間を共有。

正解を学ぶ場ではなく、「問いを深める場」としての勉強会でした。
■ 当日の流れ
オープニング
九州各CDLEの活動紹介
壁打ち
アウトプット思考発表
という構成で進行しました。
■ 九州各地でのCDLEメンバーの動き
今回の勉強会では、姫島からの発信だけでなく、九州各地でのCDLE活動も共有されました。
CDLE福岡では、
・産官学連携をベースとした活動
・勉強会・LT会・交流会の継続開催
・オンライン×オフラインのハイブリッド運営。
といった特徴があり、
AIを軸に地域と人をつなぐハブ的存在となっています。
CDLE熊本では、
・KIAIなど地域組織との連携
・学びと実践をつなぐ勉強会
・初心者〜実務者まで幅広い参加層
といった活動が展開されており、
地域共創型のAIコミュニティとしての広がりを見せています。
CDLE佐賀では、
・初心者から経験者まで参加できる開かれた場
・AIアプリ作成や体験型イベント
・子どもから大人まで参加できる企画
など、「楽しみながら学ぶ」活動が特徴で、裾野の広いAI教育・体験コミュニティとして展開されています。
そして今回の開催地でもあり、創設されたばかりのCDLEおおいたでは、
・勉強会・交流会・ハッカソンなど多様な活動
・企業・行政・教育機関との連携
・幅広い世代が参加するオープンな場
として、地域の資源(観光・食・産業)とAIを組み合わせた取り組みが進んでいます。
こうした活動が連携することで、「地域×AI」の可能性が着実に広がっていることを感じました。
■ 壁打ちセッション
現地、オンラインを問わず参加者の方それぞれで実施していただきました。
ここでは現地での内容を。
姫島のリアルな課題として
・移住者が増えない
・30〜40代の定住が難しい
・地域資源の発信が弱い
といったテーマが共有されました。
ディスカッションでは、関係人口の創出、SNS活用、データ取得の重要性など、多様な視点からアイデアが出されました。
特に印象的だったのは、「すぐに移住を目指すのではなく、まずは何度も関わる“関係人口”から始める」という発想でした。
※関係人口:
総務省では、関係人口を「移住した『定住人口』でもなく、観光に来た『交流人口』でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々」とし「地方圏は、人口減少・高齢化により地域づくりの担い手不足という課題に直面しているところ、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、『関係人口』と呼ばれる地域 外の人材が地域づくりの担い手となることが期待できる。」と定義しています。
■ アウトプット思考発表
壁打ちを経て、生成AIを活用しながら思考を整理したアウトプットが発表されました。
・副業×デジタルによる移住モデル
・既存住民が主役の情報発信
・学術資源を活かした交流
・生活課題からのアプローチ
など、多様な視点のアイデアが共有されました。
■ 姫島で得られた学び
今回の勉強会を通して強く感じたのは、AIは答えを出す道具だけではなく、思考を広げるための対話の装置でもあるということです。
現地のリアルな課題と人の視点、そしてAIによる整理が掛け合わさることで、一人ではたどり着けない発想が生まれていました。
■ 振り返りと改善への気づき
今回の勉強会では、多くの価値があった一方で、ハイブリッド開催における課題も見えてきました。
現地とオンラインの体験差や、壁打ちの進め方のわかりづらさなどが挙げられ、進行設計や役割分担の重要性を改めて認識しました。
これらは、より良い場づくりに向けた前向きな気づきとして、今後に活かしていきたいと考えています。
■ 現地の雰囲気
テーブルを囲みながらPCと向き合い、対話が自然に生まれる空間。
姫島の穏やかな空気の中で、自然と会話が生まれ思考が広がっていく、そんな時間となりました。

■ 参加者の声
・姫島で開催した意義があった
・移住課題の難しさを体感できた
・参加者のやさしさを感じた
といった声が寄せられました。
■ まとめ
今回の勉強会は、
・離島という場
・地域課題というリアル
・生成AIというツール
が重なり合った、非常にユニークな取り組みでした。
そして何より
・人と場と対話が、アイデアを生む。
その価値を改めて実感しました。
■ 次回に向けて
「次は秋に開催される姫島車えび祭りに合わせてやりましょう!」という声(メンバーの食い気かもしれません💦)もあり、姫島ならではの場での新しい取り組みが期待されます。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
